絶対に面白い本が読みたい後輩と、なにかと難儀する先輩

さまざまなジャンルの本を読む先輩を踏み台にからアドバイスをもらい、
コスパよく実りある読書をしようと企む思案する後輩Oです。

 

ある日の木建市場でのひとコマ。

 

O(私):今、高野秀行ワセダ三畳青春記』読んでるんですけど、めちゃくちゃ面白くて(一応自分からの情報提供も心がけてはいる)

S先輩:どんな感じ?

O(私):著者の大学時代の話で、家賃12000円の激安アパートで起こる、キャラの濃い住人や大家さんとの日々!…みたいなエッセイです

S先輩:ああいうのいいよなぁ~トキワ荘とかさ

O(私):めぞん一刻』とかさ~(それはちょっとちがう)

 

O(私):最近映画化された原作小説、あれ読みました?
次に読むリストに入れてるんです(探りを入れ始める後輩)

S先輩:読んだ読んだ、あれね~文体のクセが強くて読みにくい
意味わかんない描写多いし…

O(私):え、やだ

S先輩:やだじゃないよ、なんなんだよ

O(私):じゃあ読まなくていい!?

S先輩:いい、いい

O(私):セェエエエフ!

S先輩:セーフってなんだよ、読みたいもん読みなよ

O(私):私の限りある時間(命の方)と集中力、と、お金が守られたから

 

S先輩:そういや今、あれ読んでるよ

O(私):なにッ!?(食い気味)

S先輩:ほらあの…あれ、なんだっけ

O(私):もうちょっとヒントください

S先輩:さん…さん…ほら、さん!……ブフッ!(あまりの出なさに噴き出す)

O(私):さん?(真顔)アキネイターだってもう少しヒント欲しがるわ

S先輩:懐かしッ!ほら…あの、SFの…

O(私):もしかして『三体』?Google検索風の返し)

S先輩:そうそれ!そうそう『三体』!

 

O(私):いや”さん”まで出てたら出るでしょ、逆になんでよっていうか

O(私)の心の声(なんでその程度の記憶で話し始めるんだ…)

O(私):なんでその程度の記憶で話し始めたんスか?

これだけ後輩に煽られても根っから温厚S先輩:
やっべぇよなぁ〜ひゃー全然思い出せなかった!

気を取り直して(私が)

 

O(私):『三体』って、読み終わるのが惜しいってレビュー読んだことありますよ
やっぱりめちゃくちゃ面白いんですか?

S先輩:いや、まだ面白いところに入ってない

O(私)の心の声(なんでその程度の感想で話し始めたんだ…)

O(私):なんでその程度の感想で話し始めたんスか?

これだけ後輩に煽られても根っから温厚S先輩:
…ブフッ!(思い当たる節があるらしく噴き出す)

 

読書でも映画でも、一度でも度肝を抜かれるような体験をしてしまうと

モット…あ…あ…モット…オモシロイヤツ…あ…オモシ…モット…あ…

と、ゾンビのようにネットの大海原や本屋を徘徊してしまいます。

 

感性を震わせつつ、知的好奇心でムッハムッハするような読書がしたい。

とか考えながら、足しげく通う本屋で思うことは

あ~失敗せず、苦労せず、遠回りせず、衝撃的に面白い本読みたいなぁ!

という…ね。(ね、じゃない)

 

 

---------------------------------------
スクールに関するお問い合わせ
ウォークインホーム、つもり君などソフトスクールについてのお問い合わせは、株式会社木建市場(TEL:042-208-3250)までお気軽にご連絡ください。
 
◆Walk in home の操作に関する Q&Aブログを是非ご利用ください。
ブログタイトル「Walk in home Fan」
http://walk-in-home-fan.blogspot.com/
Walk in home(ウォークインホーム)のQ&A、よくある質問、日々の印象に残ったサポート内容などについて書いています。