先日、事務所を移転したので鍵のスペアが変わりました。
「スペア作ってきたからコレで鍵かけて帰ってね。僕はお客さんの所に行くから。」
「わっかりましたー。」
「ほなワシ帰るでー。」
「おつかれさまでしたー。」
さて自分も帰ろうと照明やパソコンなどを切り、帰り仕度をしてドアを閉め、鍵を掛けようとすると、なぜか鍵が回らない。鍵を間違えた?と見返すも鍵がグサリと刺さっている時点でその鍵である事は間違い無い。
・・・合鍵の業者がヘマった?
「うーん困ったナー。」
※以下『』内は携帯メールでの会話。
『大変ですよ。スペアの鍵が回りませんよ。』
『なにそれ大変やな。社長に連絡した?』
『しました。メールも送りましたし、電話したら客先だからか留守電だったので鍵が閉まりませんってメッセージも入れました。』
『帰ってくるんかな。』
『言っても近所ですしね。』
・・・連絡が無いまま1時間経過。
『まだ連絡が無いですね。』
『会社に泊ったらええやん。』
『嫌ですよ。鍵が無いから食事も行けないじゃないですか。』
『アンタ普段からあんまり食べないやん。でも、どうすんの?』
『いやマジでどうしましょう。でも話が長引いてるのか、まだ留守電なんですよ。とりあえず、もうちょっと待ってみます。』
『管理会社に連絡してみたら?』
『さっき見に行ったんですが余裕で閉まってました。』
『ほなやっぱ泊るしか無いであはは。』
『・・・。』
更に連絡が無いまま1時間が経過。相変わらず留守電。さて困った。家族の方が合鍵を持ってる可能性を考え、とりあえず社長の自宅に電話をしてみようと思い立つも、完全に携帯に慣れ切っているので社長の家電が分からない。どうしよう思っているウチに、そういえばこの前、自分が作った書類に社長の家電があったような・・・(ごそごそごそ)
あった!!あった!!!クララがあった!!!(クララは無関係)
プルルルルルル、ガチャ
「はい奈良です。」
「夜分遅くすいません、私、いつも木建市場でお世話になっているSです。」
「あ、こんばんわ。ちょっと待って下さい。」
(待ち受け音)
ん?ちょっと待って下さい?
は?ちょっと待って下さい?
え?ちょっと待って下さい?
社長!家にいるんかい!
「あれ、どうしたの?」
「あのですね。何度かメールも送り、留守電にも入れさせて頂いたんですが、先ほど頂いた鍵がですね、使えないんですよ。」
「ええええ!今どこ!?・・・あ、携帯の電池切れてる。」
「会社ですね。なぜなら鍵がかからずに帰れないですから。」
「ええええ!窓から飛び降りればいいのに!」
「・・・。」
「ごめんごめん!今から行くから待ってて!!」
というワケで社長に迎えに来てもらいなんとか家に帰れました。
今日の教訓。皆も鍵だけは気をつけよう!お兄さんとの約束だ!
後日談 合鍵を作った鍵屋はギブアップし、鍵のメーカーに取り寄せになったそうです。
株式会社 木建市場
http://www.mokken.com/